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NO.1743(2005年07月04日号)

三和シヤッター工業主導で再建
民事再生開始の田島メタルワーク
九州MWはオリエント産業が支援


 三和シヤッターは経営破たんした田島メタルワークのスポンサーに名乗りを上げ、同社主導で再建する。ステンレス事業の拡大が狙い。田島の子会社、九州メタルワークはナブテスコ・ナブコカンパニー系の自動ドア代理店、オリエント産業が支援する。

 これは去る5月17日、東京地裁に民事再生手続きを申請、事実上経営破たんした田島メタルワークの代理人である大野渉弁護士が、このほど債権者に発送した「再生手続き開始とスポンサー候補決定のお知らせ」の中で明らかにした。それによると三和シヤッター工業(高山俊隆社長)がスポンサーを申し出、これを決定したという。今後、三和と田島間で支援の詳細条件を決定、スポンサー契約を締結したうえで再生計画を作成、債権者に提示する。また、三和は当面の運転資金の融資も内諾しており、今後、田島は三和主導で会社再建を図る。
 一方、田島の子会社で連鎖倒産の可能性の高い九州メタルワークについては、ナブテスコ・ナブコカンパニーのスーパー代理店・オリエント産業が支援する。オリエント産業の山路信毅社長は「田島のステンレス加工技術・人材は極めて優秀で、倒産で散逸するには誠に惜しい。従って、当社など地元の関係企業が支援、最悪の事態は避けたい」という。
 田島メタルワーク(東京都渋谷区南平台3-1、資本金1億2,425万円、上田泰夫社長)は関東地区のステンレス建材の老舗名門。建材のほかマンション用メールボックス、宅配収納ボックス、マンション用ドアなどを生産、特に表面処理には定評があった。しかし、ステンレス建材市場の縮小や大手企業の参入による価格競争の激化などで、ピーク時148億円あった年商が95年2月期には95億円と100億円台を割り、04年2月期には39億円まで縮小、懸命の合理化にもかかわらず、東京地裁に民事再生手続きを申請して事実上倒産に至った。負債総額は57.24億円。
 田島は子会社として関西メタルワーク(兵庫県山南町)、広島フロンティア(東広島市)、九州メタルワーク(福岡県那珂川町)を持つ。このうち経営破たんしたのは田島本体、広島フロンティアの両社だが、関西・九州メタルワークも連鎖倒産の危機にある。三和が支援するのは田島本体と関西メタルワークで、九州メタルワークはオリエント産業主導で再建する。広島フロンティアの処遇は未定。
 三和はかつてステンレス建材最大手の田島順三製作所の自己破産に伴って、同社の資産・営業権を買収して00年1月に「三和タジマ」を設立、ステンレス事業に本格進出した。目下、自動ドアのナブテスコ・ナブコカンパニーグループと業界トップを争っている。今回、田島をグループに取り込むことで、メールボックス・宅配収納ボックスなど新規市場へのビジネス領域の拡大と、ステンレス建材の国内No.1の座を手に入れる。
 ステンレス建材市場はバブル崩壊後、大幅な市場縮小、割安なアルミへの転換、三和など大手の進出によるコスト競争の激化などで、極めて厳しい経営環境が続いた。そのなか99年に関東系の田島順三製作所、01年に関西系のトートの独立系専業1位、2位が倒産、今回また関東系名門が経営破たんした。これによりステンレス建材業界は自動ドアのナブテスコ、シャッターの三和の両グループに大きく集約される。     (益満)


04年度圧延品稼働率、94.5%
板類98.1%、押出類90.1%に
 日本アルミニウム協会がまとめた04年度のアルミ圧延品稼動率推移によると、板・押出類の圧延品稼働率は、前年度比2.7ポイント上昇の94.5%を記録した。板類は同2.2ポイント低下の98.1%、押出類は同2.3ポイントアップの90.1%。
 板類・押出類合計の圧延品生産能力は同0.8%減の259万6,792dと引き続き減少。板類が142万6,440d、同0.2%減、押出類が117万352d、同1.6%減となった。
 一方、生産は板類が缶材の好調に加え、自動車材、半導体・液晶製造装置向け厚板材など総じて高水準で推移、2年連続で過去最高を更新。押出類も主力の建設向けが低調だったが、自動車材、半導体・液晶製造装置向けなどの好調で3年連続で前年度を上回った。
 また、箔の稼働率は、前年度比0.7ポイントダウンの91.6%に。生産能力が同1.0%増の15万6,360dとなったのに加え、主力のコンデンサ向け生産が年末以降落ち込んだことで、稼働率は低下した。


全軽商会長に林コーミ金属社長
「流通各社、足元は最悪の状況」
 全国軽金属商協会は17日、東京・品川のホテル・ラフォーレ東京で定時総会を開催、05年度事業計画を承認するとともに、役員改選を行い、新会長に林儀就コーミ金属社長(写真)、副会長に井澤武尚井澤金属社長、大隅満佐也大隅産業社長、新井秀雄マテリアルハウス社長の各氏を選任した。
 懇親会の冒頭、林新会長が挨拶に立ち、「現在のアルミ業界においては、大手軽圧6社は自動車関係のひも付きを中心に忙しく、缶材、箔地、印刷板も需要旺盛なだけに目一杯の操業状態である。一方、流通業界においては、これまでの牽引役であった液晶・半導体製造関係も昨年の秋頃から陰りが出てきて、月を追う毎にどんどん減っている。元に戻るのは今年の年末、あるいは来年春、夏過ぎなど、様々な見方があるが、現在最悪の状況を迎えている。流通として厳しい中で、一生懸命にやっていく」と抱負を述べた。
 さらに、来賓を代表して古河スカイの宮下進常務取締役が挨拶、「前期は軽圧各社とも黒字の決算を計上したが、ひとえに軽商会各社のご支援の賜と感謝している。ただ、軽圧は製造業として大変投資効率の悪い産業である。儲かったからといって、新しい増産設備をどんどんやる勇気のあるメーカーは残念ながらいない。しかし、軽圧各社、特に古河スカイは騙し騙し使ってきた設備を、今後3年ぐらいかけて、リプレースあるいは修繕費を増やしていく計画である。結果的に流通各社に対して、品質・納期の面で少しでもお返しができればと思っている」「日本アルミニウム協会の発表では04年度出荷量は板・押出ともに前年度比1.5%増となった。05年度は板は若干落ちて、押出は少し上がって全体では1%増と予想している。当社の足元の状況を申し上げれば、4月、5月は昨年同期と比べて約3%弱ぐらい量が落ちている。今後、回復すると期待しており、そのためには流通各社のご支援、ご協力がないとできない」と語った。


小海ネームプレート製作所
G8液晶対応のアルマイト設備
硬質皮膜の化学梨地・黒染色一貫で
 小海ネームプレート製作所(東京都武蔵村山市伊奈平1-39-1、小海尚之社長)はこのほど、第8世代液晶パネル製造装置に対応した大型アルマイト処理ラインを新設、量産・出荷を開始した。各液晶パネルメーカーは相次いでガラス基板の大型化を進めており、製造装置部材も一段の大型化が進行中。同社がこれまで導入していた設備の製品サイズは2400×1850oで、第6世代が限界であったが、新設備の稼働により、内外で実用化が本格化しつつある大型部材の需要を取り込む体制を整えた。
 新設備は新潟工場(新潟県岩船郡神林九日市砂子田81-9)に設けた。硬質・普通アルマイト兼用で、電解槽(長さ3000o×深さ2900o×幅2300o)を始め、アルカリ脱脂槽1槽、水洗槽9槽、中和槽1槽、染色槽1槽、化学梨地槽1槽−−の計15槽で構成されている。
 同社が主として手がけている液晶製造装置用部材は厚板材を削り出したもの。ガラス基板を保持する機能を果たし、頻繁にガラス基板が着脱するため、優れた耐食性・耐摩耗性や、光の反射を防ぐなど高精度の光学的特性が要求される。このため、硬質皮膜に黒染色、梨地処理を施している。化学梨地(ウェットブラスト)槽は今回新たに導入したもので、自社設備による一貫ラインで硬質皮膜、化学梨地、黒染色を処理可能にした。
 同社の売上高構成比は半導体・液晶製造装置関連が約5割を占め、航空機関連3割、医療機器・その他が2割となっている。高機能皮膜処理を得意としており、高速硬質アルマイト法の研究開発も進めている。「ユーザーからは耐食性・耐摩耗性など硬質皮膜としての機能は維持しつつ、従来の濃色から淡い色調に対する要求が高まっている」ため、発色を抑えた処理の実用化を目指している。


自動ドア04年度生産、154千台
国内9.8%増、今期は160千台へ
 全国自動ドア協会はこのほど、04年度における自動ドア生産実績と05年度における生産予測をまとめた。
 それによると04年度生産は15万3,000台となり、03年度実績14万7,000台比4.8%増と堅調に増加した。これで2年連続のプラス成長。内訳は国内向け生産が13万5,000台で前年度比9.8%増、輸出向けが同20.8%減となり、国内市場が活況だった。自動ドアはエンジンケース、その他にアルミ形材を多用する。
 国内向けは総需要の約1/2を占める店舗用が同0.8%の微増に止まったものの、41.5%のビル用が同6.5%増と好調。産業用も構成比8.6%と小さいものの、伸び率では同22.3%増と大きく伸びた。ビル用では大型自動回転ドアの事故以来、リフォーム需要が伸び、産業用では民間の設備投資回復が大きく寄与した。
 05年度の需要予測は16万台で、04年度比3.9%増の予想。内訳は国内向けが14万1,000台で同4.4%増、輸出が1万9,000台で横這いの見通し。公共投資は依然低迷するが、新規受注が増加傾向にあり、リニューアル需要も増加すると見ている。


全国自動ドア協会が役員改選
会長にナブテスコの本田専務
 全国自動ドア協会は14日、定時総会を開催、05年度事業計画を承認した。同時に任期2年の満了に伴う役員改選を行ない、会長にナブテスコの本田侑三専務取締役ナブコカンパニー社長(写真)を選出した。副会長には寺岡オートドアの吉田敬社長、ナブコドアの牧村昌太郎社長が再選。和田友一会長は顧問に退いた。


北九州に非鉄のリサイクル工場
Al、銅など年2.5万d、磁力選鉱
 鉱滓の再資源化などを行っている日本磁力選鉱(北九州小倉北区、原田光久社長)は14日、北九州エコタウン(北九州市若松区)に非鉄金属の総合リサイクル工場を建設すると発表した。第1期事業として、全国の家電・自動車リサイクル事業所などから発生するエアコン室外機、ラジエーター、被覆銅線などの部品を破砕したうえで、特殊な風力選別技術によりアルミニウム、銅、鉄など各種金属別に分別・回収し、高品位な非鉄原料としてアルミ二次合金メーカーなどに提供する。工場建屋面積は2,690u。年間2,000〜2,500dの処理能力を持つ。投資額は約6億3,000万円を予定。今年10月の操業開始を目指す。
 06年10月に2期工事に取りかかり、処理量を年間約5,000dに増やすとともに、受け入れ品目を拡大。溶解・精錬によるインゴット化を行なうことで、より高品位、高付加価値を持つ原料として市場へ供給する。操業開始は07年4月を予定。工場規模、投資金額は未定。


三協アルミが業界初の認定取得
Al構造の木造住宅向け耐力壁
開放的な空間設計と耐震性を両立
 三協アルミニウム工業はこのほど、木造住宅向け耐力壁(開口部建材)の国土交通大臣の認定を取得した。認定を受けた「アルミニウム合金製鋳物パネル張木造軸組耐力壁」は、アルミ鋳物の格子状の面材とたて枠(アルミ形材)により構成され、「壁倍率3」の性能を持つ。アルミ構造による木造住宅向け耐力壁の認定取得は業界初。
 三協アルミはこの耐力壁をサッシと組み合わせて壁面とすることで、採光性や通風性のある開放的な空間をつくり出し、さらに耐震性も併せ持つ木造住宅向け「耐震ユニット」を開発した(特許申請中)。新築および耐震リフォーム向け建材として拡販する。
 近年の住宅建築は、大開口部、壁で仕切らないインテリアなど、開放的で自由度のある設計ニーズが高い。一方で、2000年6月の「改正建築基準法」施行により、耐震のために戸建住宅には一定量以上の耐力壁を設けることが義務付けられており、耐震性能を優先することで開口部が限られるなど、空間づくりに制限を受けていた。
 三協アルミが開発した耐震ユニットは、アルミ鋳物の格子状面材に、特殊部品(板バネ)を介して木造柱とのジョイント部のアルミ形材を接合させる構造。この部品が地震荷重を保持しながら、木造軸組の1/30以上の層間変形角に追従する。その結果、耐震性能は壁倍率で3と、従来工法の標準的な筋交いの2、構造用合板の2.5と同等以上を実現した。
 施工方法は、従来のサッシの取り付けと同様に、二本の柱間に耐力壁を設置し、その外側にサッシを取り付ける工法。施工期間はリフォームの場合で2日間と短い。
 同社では付加価値の高い耐力壁として、ハウスメーカーを中心に、提案営業を展開していく。また、リフォーム建材として、市場検証やモデル物件の選定活動を実施しており、最終的にはリフォームサービス「一新助家」の商材として販売可能な体制づくりを目指す。


TOEXが「自然浴パーク」発売
 TOEXはこのほど、遊歩道や広場などをより健康的で楽しいスペースとして活用するために、アーチポールやアクティブループなどの各種アイテムを揃え、心身ともに解放できるアクティブな空間を創造する「自然浴パーク」を発売した。
 商品構成は「アーチポール」「アクティブループ」「コミュニケーションベンチ」「マルチスタンド」「マルチテーブル」「ユニバーサルプランター」。全て特注対応。


東京マグネシウムが出展
「車部品生産システム展」
 6月15日〜18日、東京ビッグサイトで「2005年自動車部品生産システム展」が開催され、マグネシウム材料の輸入販売会社、東京マグネシウム(埼玉県川口市)が出展した。同社はマグネ機械加工の宮本製作所(茨城県猿島郡、宮本隆社長)が昨年2月、全額出資で設立した。世界10カ国(台湾、中国、南アフリカ、イスラエル、ドイツ、ノルウェー、英国、ロシア、カナダ、オーストラリア)から安価で、高品質の材料を購入して国内販売している。
 展示会ではマグネ合金の持つ特性を積極的にPR。圧延板材(0.3t×240×420o、1t×600×1,000o、3t×360×380o、3t×1,200×1,000o)、押出板材(10t×110×800o)、丸棒(6φ、12φ、33φ、50φ、88.9φ)、パイプなどの展伸材(写真)を始め、歯車、シリンダーなどの切削品、プレス成形品、溶接品、表面処理品、鍛造品などを出展した。
 同社は合金分野でも、マンガン(Mn)を添加した高耐食性合金、ジルコニウム(Zr)添加の高強度合金、プレス加工性向上を狙ったスカンジウム(Sc)添加合金、カルシウム(Ca)添加の難燃性合金などの開発を進めている。


エンジン内蔵式のオートドア
ダブルスライド機構、トステム
 トステムはこのほど、店舗や施設向けのオートドア、ユービアル「フレアス」を開発、新発売した。業界初のエンジン内蔵式ダブルスライド機構の採用により、エンジンボックスが外に張り出さないすっきりとした内観を実現。ドア高さは最大3.1mまで可能にした。2本レールで2枚のドアを連動して片側に引き寄せるように開ける方式のため、開口幅が1.8mの場合、通常の片引きドアでは約70pだった有効開口を約1mまで確保できる。
 下レールには段差のない「バリアフリーレール」も用意、車椅子での通行などもスムーズに行える。レールの溝幅はわずか5oで、杖やハイヒールなどを挟み込む心配もない。
 設計価格は写真の製品(ドア幅1800o×ドア高さ2200o)で72万円。初年度販売目標は2億円。


「CB処理」に新色ブラック追加
年産能力3.84万dに、新日軽
 新日軽は新表面処理(CB処理)技術によるアルミ建材「CBシリーズ」に新色「CBブラック」を追加、5月から7月にかけてエクステリア商品として順次発売する。市場での要望が高いことから、当初発売予定の7月を早めた。
 CB色は日本軽金属と共同開発した表面処理技術、CB(ケミカルブラスト)処理による新素材色。アルミの表面に独自の化学的処理によって凹凸を施すことで、テカリがない低光沢で傷がつきにくい、質感が高いなど、従来のアルミ形材にはなかった特長がある。04年度「日本アルミニウム協会賞・技術賞」を受賞した。
 03年10月からCB技術により生産した「CBブラウン」「CBステン」色の住宅建材商品、エクステリア商品を販売、04年度売上は当初予定の250億円を達成した。05年からは年産能力を従来の2万1,600dから3万8,400dに拡大して、供給体制を強化するとともに、ビル建材製品の本格発売を開始している。


高層マンション用防音サッシ
100見込高性能製品、新日軽
 新日軽はこのほど、高層マンション向けサッシとして、100見込高性能防音サッシ「RMA-100」シリーズ(写真)を発売した。マンションの高層化、およびガラスの複層(厚板)化による遮音性能、水密性能などの向上に対応した商品。ガラス溝幅を38o、44oとすることで、空気層12oの複層ガラスとクレセント防音構造を採用、より優れた断熱・水密・遮音性能を実現する。
 また、ユニバーサルデザインや防犯にも配慮。引違い窓、片引き窓は、サッシサイズがW2,400o×H2,400oまで対応可能。握りやすい大型クレセントを標準仕様としているほか、引違い窓、片引き窓には、始動時の力を従来の約半分にまで軽減できるユニバーサルハンドルをオプションで用意した。初年度販売目標は2億5,000万円。


YKK APがスリム面格子
意匠・防犯・環境に配慮
 YKK APはこのほど、防犯に配慮しながら窓まわりをスタイリッシュに仕上げるシンプルな面格子「スリム面格子」を発売した。新素材のアクセントパーツ「ガラスキャスト」を採用。色とデザインのラインアップを揃えており、面格子のアクセントとして使用することができる。
 ガラスキャストは蛍光灯や水銀灯からソケット(=金属)や有害物質の水銀を除去するなどリサイクル処理を施したガラスを使用。アルミ鋳物にリサイクルガラスを流し込み、成形した装飾金物で、環境に配慮した商品。カラーはミント、碧、オレンジの3色。3パターンの規格設定に加え、オーダーによりガラスキャストの配置・個数などオリジナルデザインも可能。
 価格は写真の製品(幅1275o×高さ1032o)で8万5,600円。初年度販売目標は8,000万円。


住宅向けリニューアルサッシ
「リサッシJ」、不二サッシ
 不二サッシは6月末、住宅メーカー向けリニューアルサッシ「リサッシJ=写真」を新発売する。今年1月に発売したマンション向け商品に続くもの。マンション用と同様に、経年劣化で失われた性能・機能の回復に加え、障子を取り替えるだけの簡単な工事で、防犯性・断熱性・操作性などの性能アップを図ることができる。
 既存のサッシ枠をそのまま残して障子のみを交換するため、カバー工法と違い開口面積への影響はない。さらに、騒音を発する大がかりな工事を必要とせず、施工も短時間で完了する。
 断熱性の向上を図るためペアガラスを標準仕様とした。テラスタイプは大型引手を標準装備。テラス窓からの侵入者に備え、サブロックの他に戸先締まりも標準装備し、防犯ペアガラスと併用すれば侵入犯罪に対する高い防犯性能を発揮する。
 価格はW1800o×H1800o、防犯複層ガラス仕様で17万円から。初年度販売目標は2,000セット。


立山アルミが機能柱2種
 立山アルミニウム工業はこのほど、機能柱「エルノーヴァ」「エルシーク」を新発売した。戸建て住宅市場で現在主流となっている都市型シンプルモダン系住宅や、ナチュラルデザインの欧風住宅の外観に調和し、アクセントを与える商品。
 「エルノーヴァ」(写真)は照明、ネーム、ポスト、インターホンカバーをスリムなスタイルに凝縮し、都会的でモダンな住宅外観に合うシンプルデザインが特徴。「エルシーク」は必要な機能をアクセサリーパーツとして自由に組み合わせ可能な機能柱。価格は「エルノーヴァ」が15万7,000円、「エルシーク」が16万6,000円。初年度販売目標は「エルノーヴァ」が330セット、「エルシーク」が400セット。

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