このサイトは、本誌の定期購読契約者のみが利用できるメンバー専用ページです。
 |
NO.2094(2012年7月30日号)
|
TAN-EI-SYA
売上順調に拡大、15年度30億円
OEM比率30%、非ホイール5億円
アルミ・マグネ鍛造ホイールのTAN-EI-SYAは、大阪トヨペットグループ傘下での新体制で事業拡大が順調に進展。2015年度に売上高30億円を狙うなかで、OEM比率を30%に倍増、非ホイール分野で5億円の売上を目指す。
アルミニウム、マグネシウムの鍛造ホイールメーカーであるTAN-EI-SYA(富山県射水市片口高場1-1、横山昭一郎社長)は1978年7月、鍛栄舎として富山県高岡市で創業。07年4月、大阪トヨペット(大阪市西区立売堀3-1-1、横山昭一郎社長)への事業譲渡に伴い、社名・TAN-EI-SYAでの新体制がスタート。08年10月には営業部門が独立、TAN-EI-SYA WHEEL SUPPLYを設立する。それを機に、オリジナル製品の「TWSブランド」を立ち上げた。
現在の自動車用アルミホイールの生産能力は最大年間32万個。月産量の内訳は四輪用1万個、二輪用500個、トラック・バス(TB)用1,200個。 6000d油圧鍛造プレスを設置した本社工場は四輪用ホイールの生産が主体。錦工場は8000d油圧鍛造プレスでTB用アルミホイールと、マグネホイールを製造しているほか、車両用ホイール、防衛省の特殊車両用ホイールも手がける。乗用車のホイールも一部の大型サイズを生産している。
Mgホイール、年間5千個供給
マグネホイールはF1の12チーム中、日本の鍛造ホイールメーカーとしては最多の6チームにブランクホイールをイタリアのOZ経由で提供。その他、ル・マン24時間耐久レースの「LMP1」クラス参戦のアストンマーチンにも供給。レース用以外にも、フェラーリ、ベンツなどのアフターマーケット用に受注生産の形で販売しており、マグネホイールの年間生産量は約5,000個、うち約500個がアフター向けとなっている。
13年度売上20億円、悪化前の水準に
同社の売上高はかつて約20億円規模にあったが、リーマンショックで大幅に減少。13年度は20億円と元の水準にまで戻す見込み。
中期計画では3年後の2015年度に30億円の売上高を目指す。「収益面でも、コスト削減策をどんどん進めて損益分岐点を下げ、市場競争力を拡大していく」(山崎昭修TAN-EI-SYA代表取締役専務)。
この目標を達成するために、自動車メーカーのOEM需要の取り込みと「TWSブランド」の売上増を狙う。さらに、非ホイール分野も拡大する。
現在、OEM納入比率は15%強。クライスラーのスポーツカータイプ高級車「ダッジ・バイパー」にフロント18インチ、リア19インチのホイールと、ジープのグランドチェロキーに20インチ製品を供給している。さらに、オーストリアのKTMの四輪車向けやTB用ではブリヂストンに「光太郎」ブランドのアルミホイールを供給している。2015年度にはOEMの比率を30%程度に倍増する。「欧州を中心に海外自動車メーカーからの引き合いが増えており、目標の達成は十分可能」(山崎専務)。
「TWSブランド」は同社が商品開発・販売する鍛造ホイールのプレミアムブランド。現在、フォルクスワーゲン、BMW、アウディ、ベンツなど輸入車を基本に、「レクサス」など国産の高級車を対象に投入している。2015年度には「TWSブランド」の売上高を5億円にする。
非ホイール分野で4〜5億円の売上を目指す。札幌市営地下鉄の補助車輪など鉄道車両、防衛省の特殊車両用など、四輪・二輪・TB用ホイール以外も手がけるほか、新幹線用部品、船舶関係の部品、大型冷凍コンテナーのコンプレッサー用スクロール部品など鍛造部材でも実績がある。
船舶関係では汽笛も製品化。「鍛造及びスピニング加工の利用によるフランジ(ツバ)一体型のラッパ形状製品の開発」として、アルミニウム鍛造技術会から「特別技術賞」を受賞した。さらに、マニラの新交通システムの車輪も近々、市場投入の予定にある。また、米大手自動車メーカーからはサスペンション部品の引き合いがあるなど、鉄道車両、船舶、電気関係などの部材の鍛造化を狙ったさまざまな案件があり、研究開発や試作を進めている。
同社は大ロットのOEM製品は金型を作ってデザインも鍛造で成形する「デザイン鍛造」を施している。現在、数万本規模で出荷しているクライスラーのグランドチェロキー向けや、ブリヂストン向けの製品で一部実施している。
一方、多品種小ロット品では金型を用いずに、機械加工でデザインを彫り込んでホイールを仕上げる技術を確立している。ただ、アフターマーケットにおけるデザインの多様化・複雑化に伴い、1個当たりの加工時間が長くかかるようになっており、MCの能力が不足。このため、現在9台あるMCも7月までに3台増設。また、5軸MC加工機も来年に2台に増やすことも検討している。
将来の増設計画に備えて、錦工場の隣接地に約2,500坪の土地を確保済み。鍛造機、熱処理など鍛造工程1ラインや、塗装設備の増設などを検討しており、2015年までに実施する予定。
三和タジマがST制振オートドア
業界初、制振性と安全性を両立
三和ホールディングスの連結子会社、三和タジマ(来栖幹夫社長)はこのほど、制振性と安全性を両立させたST制振オートドア「しずか君」を開発したと発表した(特許出願中)。9月から発売する。
近年、セキュリティー向上のためオートロックシステムを導入するマンションが増えているが、エントランスに自動ドアを使用することから直上階や近隣の住宅などでは24時間作動する自動ドアの振動による騒音に悩まされ、制振タイプの自動ドアが求められている。
ただ、これまでの制振タイプの取付方法は、建物と自動ドアの固定部に制振ゴムを使用するため、火災時の温度上昇によりゴムが消失し、自動ドアが傾いて開閉不能になる恐れがあった。
新製品はゴムメーカーの倉敷化工と共同開発した「ST制振アンカー」を使用。人間が不快に感じる振動領域である50Hz〜1,000Hzの領域で発生する振動による騒音を大幅に低減した。
また、ST制振アンカーの独自の構造により、火災時の温度上昇で建物と自動ドアの固定部に使われている制振ゴムが万が一、消失ないしは欠損した場合でも、最大傾斜角度が約1度以内で設計されているため、ドアの傾きにより開閉不能になったり、避難に支障をきたしたりする恐れを低減する。
価格はW4,800o×H3,000o、框ドアタイプ、ヘアラインで250万円。初年度5億円の販売を目指す。
YKK AP運営の東北地域3号店
盛岡にMADOショップオープン
YKK APはこのほど、「MADOショップ東北復興応援プロジェクト」として、岩手県盛岡市に「MADOショップ盛岡ゆいとぴあ店」をオープンした。仙台・郡山に続きYKK APが運営する東北地域第3号店。同社は、生活者が安心して相談できる「わが街の窓のお店」を岩手・宮城・福島の3県に今年度中に100店の出店を目指している。プロジェクトでは、建材流通店による店舗に加え、YKK APが運営する店舗を3ヵ所開設する計画を進めてきた。
なお、MADOショップは、窓についての相談から診断、提案、契約、施工、アフター対応までを一括して行う店舗ブランド。パートナーシップを結ぶ建材流通店が全国789ヵ所で開設している。
YKK APの台湾サッシ工場増設
年産能力、1.5倍の2,000dに
YKK APは19日、同社のYKK台湾社AP事業部(台北市)が進めていた集合住宅用サッシ、ビル用サッシの生産拠点である楊梅工場(楊梅市)の増設工事が予定通り3月に完了したと発表した。増設工事では、工場棟を約8,050u増築して従来の1.8倍にするとともに、生産能力をこれまでの1.5倍の年2,000dに引き上げた。投資金額は約6億円。
同社は89年3月の設立で、台中市、高雄市に営業所を開いている。従業員数は266名。事業展開は今年で24年目を迎え、高級集合住宅市場で高いシェアを占めるに至っている。2011年には台湾の優良企業協会から「建材製品の第一品牌(ナンバー1ブランド)」に認定されている。
LIXILが外壁用大型タイル工場
中国瀋陽に建設、年産能力100万u
LIXILは23日、2010年12月に中国の遼寧省瀋陽市法庫県に陶板(外壁用大形タイル)製造会社の「瀋陽驪住建材有限公司」を設立し、工場の建設を進めてきたが、7月21日に開業式を行ったと発表した。中国国内におけるLIXILグループの工場としては19ヵ所目。
瀋陽市は13年に開催される「中国人民体育大会」の関連施設の建築計画や市政府所在地の移転計画に伴う総合都市計画などが進行しており、大規模な需要が予想されている。とくに外装建材の中でも陶板市場は堅調に推移しており、同市場への商材の供給拠点として新工場を建設した。敷地面積約20万u、建築面積約4万u、従業員数約100名。年産能力は100万u。
九州初のコラボショールーム
TOTOとYKK APが共同で開設
TOTO、DAIKEN、YKK APの3社はリモデル事業における商品企画・開発や販売支援体制などで業務提携を行っている。このほど、現在のTOTO福岡ショールームを拡張し、TOTO、YKK APの2社で、新たに「TY福岡コラボレーションショールーム」(福岡市博多区住吉1-2-25、キャナルシティ・博多ビジネスセンタービル3F、面積約340坪)として7月31日にオープンする。YKK APのショールームは九州で初めて。
同ショールームは、2010年に開設した「大阪コラボレーションショールーム」で評価の高い「TDYグリーンリモデル空間展示」を新設。同じ博多区内にあるDAIKEN福岡ショールームと連携、TDY3社の九州エリアへの情報発信の拠点とする。来場者は年間2万6,000組を見込む。
TOTO・DAIKEN・YKK AP共同開催
TDYリモデルスマイル作品コンペ
TOTO、DAIKEN、YKK APのTDY3社は、共同で主催する「TDYリモデルスマイル作品コンテスト2012」の作品を募集する。
応募資格はリモデル工事を提案し、設計または施工した設計事務所や工務店。トイレ、洗面化粧台、システムキッチン、システムバス、ユニットバスのいずれかにTOTO商品を採用していること、またはDAIKEN、YKK AP、いずれかの商品を採用して、2011年11月11日以降にリモデル工事を完了した物件が対象となる。応募期間は8月1日〜10月31日。
今年度は、飲食店や美容院、クリニックなどのトイレのリフォームを対象にした「まちなかトイレ部門」を新設し、住宅以外のリフォーム事例も表彰する。また、昨年度からは、グリーンリモデル総合診断を実施し、ユーザーが満足した作品を対象とする「グリーンリモデル優秀賞」を新設。その他、「全国最優秀賞」(賞金10万円)、テーマ別・空間別それぞれの最優秀賞、優秀賞、審査員奨励賞など約200点を選出、今年12月に発表する。応募方法及び応募用資料など詳細は、TOTOホームページ専門家向けサイト「COM-ET」 (www.com-et.com)の「作品募集のご案内」に掲載。
「中小企業ものづくり基盤技術」
宮本工業、権田金属、群馬合金他
経済産業省は20日、「中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律」に基づいて「特定研究開発等計画」を認定した。認定を受けることにより、戦略的基盤技術高度化支援事業(委託事業)、中小企業信用保険法の特例、特許料などの特例などの支援措置を受けることができる。本誌関連の認定計画は次の通り。
【栃木県】高機能・低コストを実現するマグネシウム、アルミニウム複雑鍛造品の製造プロセス開発(宮本工業)【群馬県】高速双ロール式縦型鋳造法による難加工性高機能薄板の革新的製造技術の確立(秋葉ダイカスト工業所)▽次世代自動車向け電装部品の小型軽量、高機能化に資する高密度・低速中圧ダイカスト技術の開発(群馬合金)▽自動車用リフレクターの工法転換を実現する光輝アルミ材の鏡面プレス成形技術構築(豊田技研)▽ロボット搭載型高機能シーム溶接機の開発(ART-HIKARI)【埼玉県】アルミニウム製品の高品質・低コスト化を実現する新鍛造法及び鍛造装置の開発(アズテック/ナノキャスト)▽高強度スクロール部品用のマグネシウム鍛造工法開発(旭産業/蔵前産業/田中製作所)▽鋼とアルミニウムの異種材料に対する革新的固相接合技術の開発(プラズマ技研工業)【東京都】高熱伝導アルミヒートシンクの二色成形ダイカスト技術の開発(東京高圧工業)【神奈川県】高強度難燃性を有するマグネシウム合金厚板製造技術の開発(権田金属工業)▽最適高真空ダイカスト法によるMg合金製カー電動コンプレッサ等耐圧部品の開発(旭東ダイカスト)【鳥取県】逐次成形により再結晶と超塑性を効果的に発現させる高機能マグネシウム合金鍛造品製造プロセスの確立(協業組合菊水フォージング)
マグネ協会技術講演会
「Mg技術・研究開発動向」
日本マグネシウム協会は8月31日10〜16時30分、江戸東京博物館(東京都墨田区横網)で2012年度技術講演会「マグネシウム技術・研究開発動向2012」を開催する。
主な内容は▽マグネシウ業界の現状について(フォクスコン・歐炳隆)▽真に持続可能となるマグネシウム人工燃料社会(東北大学・小濱泰昭)▽高速双ロール鋳造技術の開発・仮題(権田金属工業・権田源太郎)▽ダイカストから見る国内外マグネ産業の動向・仮題(NKコーポレーション・野坂洋一)▽フォトニクスを利用した新規リサイクルシステム(岡山県工業技術センター・日野実)▽KUMADAI不燃マグネシウム合金の開発(熊本大学・河村能人)。参加費は会員2万円、非会員3万円。問合わせ・申込みは電話03-3243-0280/FAX0285まで。
Mg協会が実用化へ委員会設置
次世代高速鉄道車両軽量構体
車両・材料企業など業界横断で連携
日本マグネシウム協会は次世代の高速鉄道車両へのマグネ合金適用拡大を狙って、関連企業・業界を挙げた活動に取り組んでいる。昨年4月、協会内に「マグネシウム合金高速車両構体実用化技術委員会」(委員長=柳本潤東京大学生産技術研究所教授)を設置、マグネ合金を使った軽量構体の研究開発に着手した。
同委員会には車両ユーザーであるJR総研、JR東日本、JR西日本などJRグループ各社、鉄道車両メーカー(総合車両製作所、近畿車輛、日立製作所、日本車輛、川崎重工)、材料メーカー(三協立山・三協マテリアル社、不二ライトメタル、神戸製鋼所、日本金属、住友電工、木ノ本伸線、栗本鐵工、日立金属、森村商事、不二商会、軽金属押出開発、権田金属工業、不二越、和伸工業)、表面処理メーカー(大日本塗料、電化皮膜工業、ミリオン化学、堀金属表面処理工業、名神)、その他、ダイヘンなど溶接メーカーが参画。東京工業大学、大阪府立大学、大阪大学、九州大学、熊本大学、千葉工業大学、日本大学、長岡技術科学大学、産業技術総合研究所、茨城県工業技術センターなど、大学や公的研究機関も協力する。
現在の営業最高速度であるE5系(東北新幹線)の時速320kmを上回るような「次世代の高速新幹線」では、速度向上、騒音・振動・CO2排出など環境対策、安全対策のためには、実用金属中で最も軽いマグネへの材料転換により車両構体の抜本的な軽量化を図ることが必要とされている。
プロジェクトでは合金開発、圧延・押出技術から溶接技術、塗装・表面処理技術までの総合的な研究開発を実施。今後5年間でカルシウム添加の難燃性合金を使って、成形性、強度など経済的コストで車両構体に適用可能なマグネ材料(板・押出)や接合技術(FSW、MIG・TIGなどの溶融溶接)、表面処理技術の実用化にめどを付け、さらに次の5年間で車両構体(モノコックボディ)を試作、車両としての特性が得られるかどうかを検討する。こうした研究成果を踏まえて、10年後には実際の新型車両を製造する。
写真はダブルスキン構体に用いられるマグネ押出形材の試作品(三協立山・三協マテリアル社提供で、国際マグネシウム展に出展)。
軽金属製品協会試験研究センター
「アルミ表面技術講座」を開設
軽金属製品協会試験研究センターは2012年度アルミニウム表面技術講座「基礎コース」(通信教育)を開設することになり、募集を開始した。昨年までは「陽極酸化処理コース」の名称で募集していたが、専門コース「硬質・機能性皮膜コース」拡大新規コース設定に伴い、従来の名称から「基礎コース」に変更、アルマイト処理の基礎を学習する意味で名称を明確化した。
「基礎コース」募集要領は次の通り。
▽学習期間:2012年10月1日〜13年3月31日(6ヵ月)▽募集期間:12年7月18日〜9月18日▽受講料:軽金属製品協会会員17万円、一般22万円▽受講資格:高校卒業程度の学力を有する者▽募集人員:32名(最小開催10名)。
テキストは「アルミニウム表面処理の理論と実務」及び講師作成のオリジナルサブテキストを使用。7単元毎に毎月1回の課題レポートを提出、講師による添削指導を行うほか、期間中(3月上旬・1泊2日)に試験研究センターでスクーリングを実施。電解処理、基本的な品質評価試験などの操作実習と講師とのフリー討論を行う。
また「硬質・機能性皮膜コース」は▽学習期間:12年10月1日〜13年3月31日(6ヵ月)▽募集期間:12年7月18日〜9月18日▽受講料:軽金属製品協会会員19万円、一般24万円▽受講資格:同会主催の「陽極酸化処理コース」修了者/技能検定「陽極酸化処理技能士2級」以上の者/大学・高等専門学校卒業程度の学力を有する者▽募集人員:32名(最小開催5名)。期間中(2月上旬・1泊2日)にスクーリングを実施する。
問合わせ・申込みは電話0297-78-2511/FAX2278まで。
第11回金属サイディング
施工例写真コンテスト開催
日本金属サイディング工業会(会長=金田直治アイジー工業相談役)は施工例写真コンテストを開催する予定で、応募作品の募集を開始した。
同コンテストは日本鉄鋼連盟の後援で毎年実施しているもの。工業会加盟8社が全国の設計事務所・工務店・板金店などの協力を得て施工写真作品を募る。応募期間は7月1日〜10月31日。13年3月に入選作品(最優秀賞:新築部門・リフォーム部門各1作品、優秀賞:8作品、入選賞:40作品)を表彰する。詳しい応募要領は、同工業会ホームページ(www.jmsia.jp/)で。
なお、同工業では前年度に引き続きコンテストへの応募作品に応じた金額を、東日本大震災の被災者支援のための義援金として日本赤十字社を通じて寄付する。
日本ダイカスト会議・展示会
11月8日からパシフィコ横浜で
日本ダイカスト協会(高橋新会長)は11月8日(木)〜10日(土)、パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい)で「2012日本ダイカスト会議・展示会」を開催する。
「会議」では8日10〜12時に、パネルディスカッション「ダイカストのグローバル展開とその技術的課題」を開催する(無料、事前登録不要)。座長:東北大学大学院教授・安斎浩一/アーレスティ・青山俊三、パネリスト:日産自動車・浅井宏一/日本ダイカスト協会・西直美/アーレスティ・武田秀/リョービ・黒川誠/ナノキャスト・菊池政男/元美濃工業・杉山直巳。さらに研究論文発表(聴講有料)が27件、現場改善事例発表(聴講無料・テキスト有料)が10件行われる。
会議参加費用は協会会員4万円(9月14日までの早期割引で3万円)、一般8万円(同6万円)。申込締切は10月12日。問合わせ・申込みは電話03-3434-1885/FAX8829。
また、展示会では以下の通り、107社・1団体の出展が予定されている(入場無料)。
【ダイカストマシン・射出成形機:8社】宇部興産機械▽エーケー産業▽JSW & BUHLER MACHINERY▽篠塚製作所▽ソディック▽東芝機械▽東洋機械金属▽ヒシヌママシナリー【ダイカストマシン周辺装置:25社】アーレスティテクノサービス▽オザワ▽CASTOOL TOOLING SYSTEMS(カナダ)▽久保製作所▽KDK産業▽三明機工▽三和精密工業▽助川電気工業▽ダイエンジニアリング▽ダイコート▽辰巳製作所▽田辺工業▽ヂーマグ▽中央発明研究所▽東京モーレックス坩堝▽東芝機械エンジニアリング▽ナノキャスト▽ニッチュー▽日本ダイニスコ▽パイロテック・ジャパン▽パスカル▽明和eテック▽山口技研▽豊電子工業▽ロボテック【金型関連:22社】RTM▽オリエンタルエンヂニアリング▽カナック▽キャステック▽小山鋼材▽スグロ鉄工▽積層金型▽大同DMソリューション▽ダイナモ▽チャンピオン工業▽テクノコート▽テクノメタル▽デンソン▽特殊電極▽寿原テクノス▽南武▽ハードロック工業▽日立金属/日立金属工具鋼▽ビヨンズ▽富雄鋼模廠股有限公司(台湾)▽MOLE'S ACT▽吉田金型工業【炉:14社】アイプリシメータ▽エコム▽コーレンス▽ダイキエンジニアリング▽TOKAI▽トウネツ▽日本ルツボ▽浜松ヒートテック▽広築▽ファーネス化工機▽富士電機▽古河キャステック▽宮本工業所▽メイチュー【潤滑・離型剤:12社】青木科学研究所▽ケムトレンドジャパン/双日マシナリー▽三和油化工業▽日米▽日華化学▽日本ファンドリーサービス▽ヘンケルジャパン▽MORESCO▽友光商事▽ユシロ化学工業▽リスダンケミカル▽リューベ【ダイカスト製品:10社】アーレスティ▽浅川製作所▽大久保金型工業▽上海亜徳林有色金属有限公司(中国)/日和照明電器(上海)有限公司(中国)▽筑波ダイカスト工業▽日本ダイカスト技術研究所▽日比野工業▽PT.SINAR ALUMUSARANA(インドネシア)▽フルチュウ▽リョービ【後処理:7社】アキュレイト▽Ultraseal Japan▽コヤマ▽新東工業▽太洋マシナリー▽日本エリコンバルザース▽ミヤキ【検査測定機器:5社】エクスロン・インターナショナル▽サーモフィッシャーサイエンティフィック▽大銑産業▽テスコ▽ヒューマン【ソフトウェア:4社】イーケーケージャパン▽茨城日立情報サービス▽SCSK▽フローサイエンスジャパン【団体】いわて産業振興センター。
詳細は同協会ホームページ(www.diecasting.or.jp)。
三協立山・三協アルミ社の人事異動
(7月21日)関東住宅建材支店副支店長兼直需部長(東北支店住宅建材部長)大橋秀世▽住宅事業部直需部長(関東住宅建材支店直需部長)奥谷和正▽東北支店住宅建材部長(同住宅建材部特販課長)吉道彰
LIXIL、「キッズデザイン賞」2部門受賞
LIXILは24日、「第6回キッズデザイン賞」(主催:特定非営利法人キッズデザイン協議会)において、システムキッチン「サンヴァリエ・リシェル」が「子どもの産み育て支援デザイン一般部門」で、またシステムバスルーム「グランデージ」「ラ・バス」「リノビオ」などが、「子どもの視点の安心安全デザイン一般部門」でそれぞれ受賞したと発表した。同社の受賞は6年連続。
「サンヴァリエ・リシェル」は小さな子供のいる家庭など、キッチンを使う人の行動や心理に基づいて開発し、直観的な使いやすさを追求した。 また、「グランデージ」「ラ・バス」などは子どもの安全はもちろんのこと、親子でコミュニケーションしやすい工夫や家事負担の軽減など、子育てを応援する配慮を盛り込んだ。
図・表・写真は本誌でご覧ください。
|