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NO.2189(2014年8月11日号)
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13年度ガーデンEX出荷が絶好調 1,592億円・9.5%増、着工増寄与 「豪雪特需」で両支持型車庫が27.2%増
住宅外構を演出するアルミ製ガーデンエクステリア(EX)の13年度出荷は1,592億円で9.5%増と大幅に増加した。新設住宅着工増に加え2月の豪雪でカーポート中心に特需が生じたもの。14年度は各社その反動を警戒する。
ガーデンEXとは住宅外構を演出する門扉・フェンス・カーポート・ウッドデッキの4品目。ウッドデッキを除く他の3品目の素材はアルミ合金製押出形材で、
アルミ押出材の主要需要分野の一つを形成する。次頁の統計表は業界任意団体の全国エクステリア工業会の資料を基にカロス出版が独自に作成したもの。同工業
会の会員(三協立山三協アルミ社・四国化成工業・タカショー・(株)LIXIL・YKK
APエクステリア)の主要5社の自主統計によるもので、非会員の中小企業もあるので全国の総需要を示すものではないが、カバー率は95%超と高い。
品目別の詳細は次頁・別表の通りで、13年度の全市場は1,591.52億円で前年度比9.5%増となった。新設住宅着工が消費税増税前の駆け込み需要な
どで98.7万戸、10.6%増と大きく伸びたのを背景に、2月に2度にわたり東日本を襲撃した豪雪によってカーポート、ウッドデッキなどで約2万件の倒
壊・破損が発生し、その建て替え・補修など「特需」が発生したことなどによる。 ガーデンEXはリーマンショックの前まで、新設住宅着工の低迷、
住宅価格の上昇を抑えるため門扉・フェンスを設置しない「オープン外構」の流行などで需要低迷が続いていた。しかしリーマンショック後の住宅着工の低水準
ながらの回復などで10〜12年度と市場が戻り、13年度は住宅着工の大幅増と予期せぬ「豪雪特需」など、業界に追い風が吹いた。 品目別では構
成比17.5%の門扉が278.74億円で4.5%増。車庫前などに設置する高付加価値品の跳ね上げ門扉が10.7%増と2ケタ増を記録したほか、引戸も
堅調に増加した。同38.2%のフェンスは607.70億円で6.9%増。アルミ系EXメーカーが得意とする形材フェンスが9.3%増と大きく伸びた半
面、価格の高い鋳物フェンスは9.4%減と低調。金属フェンス業界では旺盛な着工が続くメガソーラー向け立入防止柵用のフェンスが「特需」状態にあった
が、大半が鋼製で低価格のネット・メッシュフェンスで充当され、アルミ形材フェンスには波及効果がなかったようだ。 注目されるのが同29.9%
のカーポートで、13年度は475.42億円で15.6%増と大きく伸びた。「豪雪特需」の恩恵を受けたもので、特に耐積雪・耐風圧強度に優れる両支持型
は152.20億円で27.2%増と大幅増加。「豪雪特需」に対応し、メーカー各社は増産体制を組むが、消化し切れず8月頃まで続くという見方が多い。
ウッドデッキも229.66億円で11.0%増と好調に推移した。高齢者や若手主婦などのガーデニングブームが根強く続いているもので、省電力型のLED
照明の需要増などで照明が14.1%増となった。
経済産業省の人事異動 製造産業局長に82年入省黒田氏
非鉄金属課長井上氏、窯建課長寺家氏 経済産業省は7月上旬に幹部人事異動を発令した。本誌関連ではアルミ業界を所管する製造産業局長と非鉄金属課長、建材を担当する住宅産業窯業建材課長などが総入れ替えとなった。 [製造産業局]7月4日付▽製造産業局長(内閣官房内閣審議官・内閣官房副長官補佐)黒田篤郎、▽辞職(製造産業局長)宮川正 黒田氏は1958年2月1日生まれの56歳。東京都出身。1982年3月、東京大学経済学部経済学科を卒業して入省。JETRO香港・バンコクに勤務、通商政策局国際経済課長、同通商交渉官、国際協力機構を歴任するなど国際政策通。 [製
造産業局非鉄金属課]7月20日付▽非鉄金属課長(石油天然ガス・金属鉱物資源機構金属企画部長)井上幹邦、▽新エネルギー・産業技術総合開発機構技術戦
略研究センター次長(非鉄金属課長)及川洋。7月1日付▽非鉄金属課長補佐(貿易経済協力局資金協力課長補佐)宮崎拓夫 [製造産業局住宅産業窯業建材課]7月13日付▽住宅産業窯業建材課長(新潟県総務管理部長)寺家克昌、▽日本貿易振興機構機械・環境部長(住宅産業窯業建材課長)三橋敏宏。7月1日付▽住宅産業窯業建材課長補佐(産業技術環境局産業技術政策課長補佐・国際担当)菱田亮
昭和電工がベナルムで評価損 計40億円、最終で34億円の損失
株式売却要求にも現地政府応答なし
昭和電工は7月31日に発表した第2四半期の決算発表の席上、ベネズエラ・ガイアナ地区におけるアルミ製錬会社ベナルム社について、投資有価証券評価損
40億円を計上したと発表した。同社の業績悪化に伴って評価損を計上したもの。これに税金費用の増加分も加わって、第2四半期最終損益は34億円の損失と
なった。 ベナルム社はC.V.G(ガイアナ開発公社)が80%、日本側6社が20%(昭和電工7%・神戸製鋼4%・住友化学4%・三菱マテリア
ル3%・三菱アルミ1%・丸紅1%)出資するアルミ製錬会社。アルミ生産能力は公称43万dで、当初日本側が年間16万dを引き取ることで合意していた。
しかし09年にベネズエラ政府が対日輸出価格を大幅に引き上げる方針を打ち出したため、日本側がこれを拒否、以来地金の輸出がストップ。日本側は株式を売
却する方針を伝えたが、ベネズエラ政府からの返答がなく、没交渉のまま推移する。「稼働率も35%程度に落ち込んでいると聞く。このため評価損を計上し
た」(昭和電工)
住軽日軽ENG、13年度は史上最高益 公共投資増で道路橋梁・景観好調 14年度微減収減益、競争激化を警戒
アルミ公共資材最大手の住軽日軽エンジニアリング(SNE、佐久間勇三社長=写真)はこのほど記者会見し、13年度業績と14年度見通し、アルミ公共資材
市場の動向などについて説明した。13年度は売上高14.0%増、営業利益79.5%増、営業利益率7.8%と好業績をマーク、各利益は過去最高となっ
た。しかし14年度は市場環境は明るいものの市場競争の激化、固定費負担増などで営業利益率6.1%と減益予想。 13年度業績と14年度見通
し、部門別売上高は別表の通りで、13年度は売上高の90%を占める公共事業が好調。すなわち5年ぶりに国内建設受注が21%増の12兆円近くに増加、震
災復興をはじめとする社会インフラ整備需要も旺盛など追い風下にあった。これにより主力の道路・橋梁部門は売上高57.4億円で15.5%増、都市景観部
門は期ズレの取り込みもあって29.7億円で22.7%増と好調に推移し、業績好転を牽引した。上下水部門は新分野のソーラー架台の拡販で2.35倍増と
大きく伸びた。 反面、建築部門は12年度の東京駅改修のような大型物件が払底し、溶接構造物部門は小中学校の耐震補強が収束傾向にあってそれぞれ減収。増益は販売増効果に加え、拠点工場と一体となった徹底的なコスト削減努力、新規市場開拓と新製品の販売促進などによる。 14
年度の市場見通しは「建設投資は2.3%減の予想ながら48兆円と高水準が続く。震災復興需要・社会インフラ整備を中心とした公共事業は堅調で、加えて東
京五輪やリニア中央新幹線などに関わる展望もあって、明るい見通し」という。「既存ビジネスの深耕による安定的収益の確保と、引き続き事業の再構築を実施
する。しかし熾烈な市場競争の激化を予想し、売上高は横這い、利益は減益を想定する」
昭和電工の中国SDAN 高純度箔加工月産600dに増強
現地需要の急増に対応、15年1月稼働
昭和電工は7月25日、中国の100%子会社である昭和電工アルミ(南通)有限公司(略称SDAN)において、アルミ電解コンデンサーの主要材料である高
純度アルミ箔の生産能力増強を決めたと発表した。現有の月間400dから600dに50%アップする。15年1月から稼働する。 SDANは中国
国内の顧客にタイムリーに高純度アルミ箔を提供する現地生産拠点として、堺事業所から供給される中間製品の最終加工を行う。13年9月に量産を開始した
が、産業機器向けの需要拡大などを背景にSDANで生産する高圧用高純度箔(純度99.99%以上の電解箔で、200V以上の耐電圧性を有する)の市場が
拡大していることから、能力増強を実施する。堺事業所とSDANを併せた月産能力は3,000dで、従来と変わりはない。 アルミ電解コンデンサーは家電製品からIT機器・電気自動車・ハイブリッド車・新エネルギー分野まで幅広く多用される。特に中国ではエコカーや太陽光発電のパワーコンディショナー向け需要の伸長が予測されるという。
14年1〜6月のアルミ圧延品統計 102.5万dで7.2%増、車が牽引 板7.4%増・押出7.0%増と堅調に推移
日本アルミ協会がこのほど発表した1〜6月のアルミ圧延品統計によると、生産は板が60万7,837dで前年同期比7.4%増、押出が41万5,385d
で同7.4%増となり、合計では102万3,222dで同7.4%増と堅調に推移した。これでプラス成長に転じたが、過去のピークの97年1〜6月の
130万3,319dに比べるとまだ21.5%のマイナス。 一方、出荷は板が60万8,666dで同7.4%増、押出が41万6,443dで同
7.0%増となり、合計では102万5,109dで同7.2%増となった。プラスに反転し、半期100万dの大台をマークしたが、過去のピークの97年の
130万9,186dと比べると21.7%減と大きな落ち込み。 部門別出荷の詳細は次頁・表の通りで、板の出荷のうち構成比34.7%と最大の
缶材は21万1,479dで同1.8%増。ビール系はビール出荷が1.2%減と低調だったが、コーヒー缶に多用されるボトル缶が増加し、3年ぶりにプラス
となった。同11.8%の自動車は7万1,814dで10.0%増と2ケタ増を記録した。消費税増税前の駆け込み需要で1〜6月の新車販売台数が300万
6,000台、10.8%増となり、アルミ需要に反映した。同10.1%の箔地も6万1,712dで11.6%の増加。総出荷の15.5%を占める輸出は
9万4,218dで4.9%増。円安効果に加え、涯ACJがタイに大型工場を建設、同工場向け素条輸出が増えた。 押出は構成比62.1%と圧
倒的に多い建設向けが25万8,487dで6.7%増と好調に推移。1〜5月の新設住宅着工数は36万20戸で2.0%減となり、サッシ類は1.9%増に
留まったが、2月の豪雪によるカーポートの倒壊・破損事故の多発によってその建て替え需要が激増し、プラス成長を支えた。自動車も6万8,353dで
7.1%増と堅調。 板・押出とも注目されるのは船舶・航空・鉄道車両向けの増加。この分野は構成比2.2%とまだ小さいが、その出荷量は板・押
出併せ2万2,372dとなり、前年同期比43.3%の大幅増加。特に板は1万5,510dで69.4%の激増。LNG輸送船の建造が増え、モス型専用船
の球形タンク用アルミ合金厚板が激増しているもの。この分野は涯ACJが圧倒的に強く、世界市場を席巻する。
14年1〜6月のアルミ箔統計 総出荷5.46万d、14.5%増と回復
コンデンサ用が在庫積増しで18.8%増
日本アルミ協会がこのほど発表した14年1〜6月のアルミ箔の生産は5万6,177dで前年同期比17.3%増と大きく伸び、3年ぶりにプラスに転じた。
ただ過去のピークの00年の7万3,392dに比べるとまだ23.5%のマイナス。また出荷は5万4,619dで同14.5%増となり、2年ぶりプラス転
換。00年の7万3,224d比では25.4%減。 部門別出荷は別表の通りで、構成比28.1%と最大のコンデンサ用は1万5,339dで
18.8%増と大きく伸び、4年ぶりのプラス。実需の増加に加え、コンデンサ各社が夏場の電力不足対策として在庫を積み増したことが寄与した。同
27.6%の食料品は1万5,094dで6.8%増。保存の利くインスタント・レトルト食品などで消費税増税前の駆け込み需要があったもので、2年連続の
プラス。また同6.8%の輸出は3,764dで2.284倍に激増。円安効果により高級箔分野で海外品との市場競争力が強化されたり、昭和電工が中国に高
純度箔加工工場を建設、同工場向け素材箔の輸出が開始されるなど増加要因が集中した。
14年1〜6月アルミ二次合金統計 総出荷41万8,427dで1.2%減
鋳物5.5%減、ダイカスト0.1%減と低調 日本アルミ合金協会はこのほど14年1〜6月におけるアルミ二次合金の生産・出荷をまとめた。それによると生産は41万5,362dで前年と同期比0.6%減、出荷は41万8,427dで同1.2%減とともに低迷した。
地区別・品種別生産、用途別出荷は別表の通り。用途別出荷では構成比56%と圧倒的に多いダイカストは23万4,207dで0.1%の微減となり、同
25%の鋳物は10万5,935dで5.5%減と落ち込んだ。上期における国内の新車販売台数が300万6,000台で10.3%増と大きく伸びたもの
の、アルミ二次合金需要には直結しなかった。 板・押出向けはともに1.3%減と低調。脱酸材が主力の鉄鋼向けは粗鋼増産を反映して5.6%増、合金地金向けも4.7%増と堅調に推移した。
昭和電工の14年1〜6月業績 アルミ部門4.9%増収・38.8%減益
アルミ缶数量減・地金価格上昇響く
昭和電工が7月30日に発表した14年第2四半期(1〜6月)の業績は売上高4,136億円で3.0%増、営業利益105億円で56.8%増、経常利益
72億円で33.8%増となった。しかしベネズエラのアルミ製錬ベナルムの持株に対する評価損40億円、法人税の増加などで最終損益は34.33億円の赤
字となった。中間配当は実施しない。 事業部門別の詳細は別表の通りで、このうちアルミ部門は売上高458.09億円で4.9%増となったもの
の、営業利益は17.92億円で38.8%の減益となった。営業利益率は3.9%(前年同期4.0%)に微減した。アルミ地金市況の値上がりなど原燃料コ
ストの高騰が響いた。 アルミ電解コンデンサ用高純度箔の出荷は、顧客の家電向け・車載向けの増加によって増収。板圧延は高純度箔地が伸びた。アルミ押出・鋳鍛の機能部材は自動車向け販売増によって増収。しかしアルミ缶は出荷量の減少で減収。 14
年通期(1〜12月)の業績予想は売上高8,950億円で5.5%増、営業利益320億円で23.3%増、経常利益260億円で10.7%増、当期純利益
70億円で22.8%減の見込み。期初予想に比べ売上高50億円増、営業利益変わらず、経常利益10億円増、当期純利益50億円の減益に修正した。最終の
減益はベナルムの有価証券評価減、アルミ部門の地金高騰による減益などによる。 このうちアルミ部門は売上高1,040億円で15.0%増と大きく伸びるものの、営業利益は40億円で31.0%の減益と業績悪化が顕著。アルミ缶などで地金高騰分の製品販価への転嫁が難しいため、収益力が低下するという。
アルミ関連企業第1四半期業績 増税の反動微小、業績改善進む
上方修正相次ぐ、原燃材料・エネup懸念
アルミ関連企業の14年度第1四半期決算の発表が始まった。最大の関心は消費税増税後の反動でアルミ需要がどう変動するかだったが、多くの企業が軽微でか
つ限定的という。実際企業業績に及ぼす影響は殆んどなく、大半の企業が増収増益をマーク、第2四半期業績あるいは通期業績見通しを上方修正する企業が相次
いだ。
◎車架装・化成品・板・押出が好調
〔日本軽金属HD〕売上高988億円で4.2%増、営業利益39.00億円で43.2%増、経常利益39.51億円で64.6%増、最終利益21.96億円で97.3%増の増収増益。営業利益率3.9%(前年同期2.9%)。 アルミナ・化成品・地金は売上高286億円で3.4%増、営業利益16.84億円で38.3%増。アルミナ・化成品は内外で出荷量が増加し、収益は大幅改善。地金は出荷量・販価とも横這いだったが、競争激化で採算悪化。 板・押出は売上高183億円で10.7%増、営業利益5.93億円で16.3%増。板はトラック・自動車熱交・鉄道車両が好調。 厚板、電池・パソコン筐体も伸び、出荷量は大幅増。押出は主力の自動車向けは低迷したが、トラック架装・電機電子部門向けが増加。
加工製品は売上高309億円で6.3%増、営業利益13.79億円で56.0%増。輸送関連はトラック需要が底堅く推移。パネルシステムは消費税増税の影
響で店舗物件・クリーンルームとも減少。電子材料は引き続き低迷。箔・粉末は売上高227億円で2.0%増、営業利益10.69億円で16.8%増。
箔はLIB外装用・プレーン箔・医薬品用加工箔とも好調。パウダー・ペーストは内外とも自動車用が低迷したが、家電向けが回復。ソーラー部門は電極インキ
が若干回復したが、バックシートは依然低調。
◎中間業績予想を上方修正
〔涯ACJ〕売上高1,403億円、
営業利益65.69億円、経常利益62.63億円、純利益36.65億円。営業利益率4.7%と順調に推移。消費税増税の影響は限定的で、国内景気は回復
基調にあり、アジア・米国も堅調という。LNG船向け厚板の受注増に備え設備増強を決めた。統合効果は14年度で35億円を見込む。これを受けて上期の業
績を売上高2,800億円、営業利益120億円、経常利益100億円、当期利益50億円に上方修正した。 出荷量は缶材153千d(上期予想
319千d)、箔地13千d(26千d)、IT8千d(14千d)、自動車16千d(32千d)、厚板11千d(21千d)、一般材46千d(84千
d)、計247千d(497千d)。内外内訳は国内市場向け136千d(270千d)、海外市場向け111千d(227千d)。アルミ需要は缶材・箔地・
IT電機・自動車・厚板とも内外で総じて右肩上がりが続くと予測する。UACJは14年度が初めての年度決算だが、出足は内外ともに順調に進展する。
◎アルミ・銅はエネコスト増で増収減益
〔神戸製鋼所〕売上高4,447億円で6.3%増、営業利益279億円で44.6%増、経常利益215億円で26.0%増、最終利益229億円22.6%
増の増収増益。コベルコ建機・溶接・機械・コベルコクレーンなどの業績改善が顕著。反面鉄鋼、アルミ・銅は増収ながら大幅減益となった。これにより14年
度通期業績予想を増益修正。 このうちアルミ・銅事業部門は売上高818億円で13.1%増となったが、経常利益は36億円で31.3%の減益。
エネルギーコストの上昇や在庫評価損などで減益。アルミ圧延品は缶材の輸出増、エアコン向けが好調で、出荷量は増加。鋳鍛品も海外で自動車向けが好調。伸
銅品は板条が端子・半導体向けが、銅管もエアコン向けが堅調。 アルミ・銅事業部門の14年度通期業績予想は売上高3,250億円で9.9%増加するが、経常利益は120億円で20.5%減を予想する。
図・表・写真は本誌でご覧ください。
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