マグネシウム業界待望の本格的な総合技術事典。最新のマグネシウム技術、研究成果、理論、各種資料などを最大限盛り込む。
日本マグネシウム協会 編
1. マグネシウム産業の歴史1.1 マグネシウムの発見と黎明期(1800〜1880)…(根本 茂)……21.1.1 マグネシウム元素の発見 2 1.1.2 工業化に至る黎明期 2 1.2 マグネシウム産業の創生期から工業化時代(1880〜1945)……3 1.2.1 世界のマグネシウム製錬工業基礎準備期(1880〜1945)……3 1.2.1.1 ドイツ……3 1.2.1.2 フランス……4 1.2.1.3 イギリス……5 1.2.1.4 アメリカ……5 1.2.1.5 カナダ……6 1.2.1.6 その他の国……6 1.2.2 日本のマグネシウム産業勃興と軍需産業(1921〜1945)……6 1.2.2.1 日本のマグネシウム工業の生い立ち……7 1.2.2.2 戦時下における軍需産業……8 1.2.2.3 民・軍需品としてのマグネシウムの用途……9 1.2.2.4 終戦時の業界動向……10 1.3 戦後のマグネシウム産業の再開と復興(1946〜現在)……11 1.3.1 産業崩壊と再建への苦難の道(1946〜1956)……11 1.3.2 加工技術の研究促進と第2の製錬会社の誕生(1957〜1966)……12 1.3.3 マグネシウム製錬対策実らず国内製錬撤退(1967〜現在)……14 1.3.3.1 通商産業省、マグネシウム製錬対策に動く……14 1.3.3.2 再びマグネシウム製錬企業化の動き活発化……14 1.3.3.3 塩化マグネシウムおよび苦汁開発計画実らず……15 1.3.3.4 第3の製錬業の発足……15 1.3.3.5 国際情勢変革の中での国内製錬の撤退……15 1.4 マグネシウムの製品開発……16 1.4.1 マグネシウムの需要構成……16 1.4.2 構造用材料の最大市場は自動車産業……17 2. マグネシウム製錬2.1 マグネシウム資源…(河本文夫)……332.1.1 炭酸塩鉱物……33 2.1.2 ケイ酸塩鉱物……33 2.1.3 硫酸塩鉱物……33 2.1.4 塩化物……33 2.1.5 水酸化物……34 2.2 製錬法……34 2.3 電解法……35 2.3.1 歴史……35 2.3.2 I.G.電解法……36 2.3.3 Dow電解法……37 2.3.4 NL電解法……38 2.3.5 Magnola電解法(Noranda電解法)……39 2.3.6 AMC(Nalco)電解法……40 2.3.7 カーナライト法……40 2.4 電解炉(電解槽)……41 2.4.1 電流効率……41 2.4.2 電力原単位……41 2.4.3 電解浴……42 2.4.4 電解炉の動向……43 2.4.5 Dow電解炉……44 2.4.6 I.G.電解炉……44 2.4.7 Alcan電解炉……45 2.5 熱還元法……46 2.5.1 概要……46 2.5.2 炭素還元法……46 2.5.3 カーバイド還元法……47 2.5.4 アルミニウム還元法式……47 2.5.5 ケイ素還元法……47 2.5.5.1 Pidgeon法……48 2.5.5.2 スラグ内熱炉……50 2.5.5.3 I.G.法……50 2.5.5.4 Bagley法……51 2.5.5.5 K.G.法……51 2.6 地金の品質……52 2.7 統計……52 2.8 世界のマグネシウム製錬工場……52 3. マグネシウムとその合金の物性3.1 物理的性質…(小島 陽)……553.1.1 原子的性質……55 3.1.2 結晶構造……55 3.1.3 密度……57 3.1.4 線膨張係数……57 3.1.5 比熱……59 3.1.6 熱伝導率……60 3.1.7 その他の熱的性質……60 3.1.7.1 融点……60 3.1.7.2 沸点……60 3.1.7.3 蒸気圧……60 3.1.8 電気伝導率……62 3.1.9 磁気的性質……63 3.2 化学的性質……64 3.3 その他の特性……64 3.3.1 減衰能……64 3.3.2 切削性……64 3.3.3 耐くぼみ性……65 3.3.4 電磁遮蔽性……65 3.3.5 寸法安定性……65 3.3.6 リサイクル性……65 3.4 水素吸蔵特性…(藤井博信、折茂慎一)……66 3.4.1 Mg系およびMg2Ni系合金……66 3.4.2 ナノ構造化したMg2Ni合金……68 3.4.3 非晶質化したMg50Ni50合金……68 3.4.4 ナノ複合化したMg系合金……69 3.4.5 新規3元系、4元系Mg合金を目指した探索研究……70 4. マグネシウム合金概説4.1 状態図…(佐藤英一郎)……714.1.1 マグネシウム合金状態図の構成……71 4.1.2 実用マグネシウム合金状態図……71 4.1.2.1 2元系状態図……71 4.1.2.2 3元系状態図……72 4.2 マグネシウム合金の一般的性質……73 4.2.1 マグネシウム合金の種類と諸特性……73 4.2.1.1 一般構造材……73 4.2.1.2 耐熱性マグネシウム合金……75 4.3 合金設計…(森永正彦、二宮隆二)……97 4.3.1 はじめに……97 4.3.2 分子軌道計算……97 4.3.3 古典的なパラメーターによる強度予測……97 4.3.4 新しい合金パラメーター……99 4.3.5 合金パラメーターとその平均……99 4.3.6 マグネシウム合金の機械的性質の予測……100 4.3.6.1 室温硬さ……100 4.3.6.2 室温における耐力と引張強さ……101 4.3.6.3 高温引張強さとクリープ強度……102 4.3.6.4 合金設計の指針……102 4.3.7 合金設計……103 4.3.8 おわりに……103 5. マグネシウムとその合金の塑性変形と加工性5.1 マグネシウムの塑性変形…(佐藤裕之)……1055.1.1 すべり変形……105 5.1.1.1 六方晶におけるすべり系……105 5.1.1.2 マグネシウムにおけるすべり系……106 5.1.2 双晶変形……106 5.1.2.1 六方晶における双晶変形……106 5.1.2.2 マグネシウムにおける双晶……107 5.1.3 転位論的アプローチ……108 5.1.3.1 積層欠陥……108 5.1.3.2 部分転位……108 5.1.3.3 転位間の相互作用……110 5.2 多結晶体の塑性変形…(村上 雄)……111 5.3 組織学的因子の影響……113 5.3.1 結晶粒径の影響……113 5.3.2 加工組織の特徴……113 5.4 合金元素と加工性……114 5.4.1 室温における多結晶の引張特性に及ぼす合金元素の影響……114 5.4.2 高温変形と加工性……115 5.4.3 動的再結晶……116 5.5 超塑性…(東 健司、渡辺博行)……119 5.5.1 マグネシウム合金およびその複合材料における超塑性……119 5.5.2 超塑性挙動……120 5.5.3 超塑性材料の製造プロセス……120 5.5.4 超塑性変形機構……123 5.5.5 超塑性成形……123 5.6 クリープ変形…(佐藤裕之)……125 5.6.1 変形機構領域図……126 5.6.1.1 拡散クリープ……127 5.6.1.2 べき乗則クリープ……127 5.6.2 無次元化した規格化クリープ速度……127 5.6.3 マグネシウム合金の規格化クリープ強度……128 5.6.4 破壊機構領域図……129 6. マグネシウム合金の熱処理6.1 純マグネシウムおよびマグネシウム合金での拡散…(藤川辰一郎)……1316.1.1 はじめに……131 6.1.2 各種の拡散係数……131 6.1.3 純マグネシウムにおける自己拡散……132 6.1.4 純マグネシウムにおける不純物拡散……133 6.1.5 マグネシウム合金における拡散……134 6.1.6 純マグネシウムにおける粒界拡散……134 6.1.7 純マグネシウムおよびマグネシウム合金における水素の拡散……135 6.1.8 おわりに……135 6.2 マグネシウム合金の再結晶…(村上 雄)……136 6.2.1 回復および再結晶……136 6.2.2 熱間圧延後の再結晶および粒成長……138 6.3 マグネシウム合金の時効析出…(里 達雄)……139 6.3.1 析出の基礎……139 6.3.2 各種マグネシウム合金の時効挙動……144 6.4 マグネシウム合金の熱処理技術…(小池 進)……151 6.4.1 熱処理の種類……151 6.4.2 熱処理条件……151 6.4.2.1 溶体化処理……151 6.4.2.2 時効析出処理……151 6.4.3 熱処理作業……153 7. マグネシウム合金の鋳造7.1 鋳造用マグネシウム合金…(鎌土重晴)……1557.1.1 砂型および金型鋳造用マグネシウム合金……155 7.1.1.1 Mg-Al系……155 7.1.1.2 Mg-Zr系……157 7.1.2 ダイカスト用マグネシウム合金……157 7.1.3 ダイカスト用耐熱マグネシウム合金の開発状況……158 7.2 マグネシウム合金の溶解法……159 7.2.1 溶解…(杉浦泰夫)……160 7.2.1.1 溶解設備……160 7.2.1.2 溶解用冶工具……160 7.2.1.3 溶解作業……160 7.2.2 脱ガス…(茂木徹一、佐藤英一郎)……162 7.2.3 結晶粒微細化処理……163 7.2.3.1 はじめに……163 7.2.3.2 結晶粒微細化の技術と機構……163 7.2.3.3 地金純度と結晶粒微細化……165 7.3 マグネシウム合金の鋳造法……165 7.3.1 砂型鋳造法……165 7.3.1.1 模型…(小池 進)……165 7.3.1.2 鋳物砂……166 7.3.1.3 各種造型法……168 7.3.1.4 鋳造方案…(杉浦泰夫)……171 7.3.1.5 欠陥とその対策(小池 進)……175 7.3.2 ダイカスト法……180 7.3.2.1 コールドチャンバーダイカスト…(久保木勲)……181 7.3.2.2 ホットチャンバーダイカスト…(増田善彦)……187 7.3.2.3 ダイカスト金型…(松村正博、榊原勝弥)……198 7.3.2.4 欠陥とその対策……201 7.3.3 射出成形法…(斉藤 研)……211 7.3.3.1 射出成形機と付帯設備……211 7.3.3.2 射出成形作業……212 7.3.3.3 金型……213 7.3.3.4 成形品の特徴……214 7.3.3.5 欠陥とその対策……215 7.3.3.6 まとめ……215 7.3.4 その他の鋳造法……215 7.3.4.1 精密鋳造法(石膏およびロストワックス法)…(曽我石一郎)……215 7.3.4.2 金型および低圧鋳造法…(伊藤 普j……221 7.3.4.3 半凝固・半溶融成形加工法…(鎌土重晴)……225 7.4 仕上げ(増田善彦)…………229 7.4.1 プレスによる切断……229 7.4.2 ショットブラストによる研掃……229 7.4.3 バフ、サンダーによる研磨……230 7.5 封孔処理……231 7.5.1 含浸剤……231 7.5.2 封孔処理作業……232 8. マグネシウム合金の塑性加工8.1 展伸用マグネシウム合金(鎌土重晴)……2358.1.1 Mg-Al-Zn系合金……235 8.1.2 Mg-Zn-Zr系合金……235 8.1.3 Mg-Li系合金……235 8.2 スラブ・ビレットの製造(伊藤 普j……236 8.2.1 溶 解……237 8.2.2 造 塊……239 8.2.3 インゴットの欠陥……240 8.3 マグネシウム合金の圧延(清水 亨)……241 8.3.1 スラブ……241 8.3.2 圧延スケジュール……242 8.3.3 潤滑剤……242 8.3.4 熱間圧延……242 8.3.5 コイリング……243 8.3.6 冷間圧延……243 8.3.7 仕上げ……243 8.3.7.1 調質……244 8.3.7.2 ローラー・レベリング……244 8.3.7.3 加熱歪み直し……244 8.3.8 表面処理……244 8.3.9 検査および欠陥……244 8.3.9.1 検査……244 8.3.9.2 欠陥……244 8.4 マグネシウム合金の押出し…(岡庭 茂)……245 8.4.1 押出し設備……245 8.4.2 押出し工具……246 8.4.3 押出し作業……248 8.4.3.1 押出し安全性……248 8.4.3.2 押出し操業……248 8.4.4 機械的性質……250 8.5 マグネシウム合金の鍛造…(原田雅行)……251 8.5.1 鍛造設備……251 8.5.1.1 鍛造機械……251 8.5.1.2 鍛造付帯設備……252 8.5.2 鍛造用材料……254 8.5.2.1 鍛造用素材……254 8.5.2.2 マグネシウム鍛造用合金……255 8.5.3 鍛造作業……258 8.5.3.1 鍛造方法……259 8.5.3.2 型鍛造とグレン・フロー制御……261 8.5.3.3 鍛造温度……263 8.5.3.4 鍛造性……265 8.5.3.5 鍛造力量と成形限界……267 8.5.3.6 潤滑……267 8.5.3.7 検査……268 8.6 マグネシウム合金板の成形加工…(西村 尚)……269 8.6.1 成形に用いられるマグネシウム合金板の種類と成形性指標……269 8.6.2 成形区分と成形性指標……270 8.6.3 曲げ加工……272 8.6.4 張出し加工……273 8.6.5 深絞り加工……274 8.6.6 マグネシウム合金板の成形条件……274 8.6.7 ラバーフォーミング…… 276 8.7 マグネシウム合金の粉末冶金…(菅又 信)……276 8.7.1 マグネシウム粉末冶金材料の現況……276 8.7.2 実用マグネシウム合金のP/M法による性能向上……277 8.7.3 急冷凝固法による新マグネシウム合金……278 8.7.4 メカニカルアロイング法による新マグネシウム合金……279 9. マグネシウム合金の急冷凝固9.1 非平衡相化の特徴…(井上明久)……2819.2 Mg基アモルファス合金の生成と性質……281 9.3 鋳造法によるバルクアモルファス合金の生成と性質……283 9.4 温間押出し成形によるバルクアモルファス合金の作製と性質……285 9.5 アモルファス粉末の温間押出しによるナノ結晶Mgバルク合金の作製と性質……285 9.6 hcp-Mg過飽和固溶体粉末の温間押出しによるナノ結晶Mgバルク合金の作製と性質……287 9.7 まとめ……289 10. マグネシウム合金の切削加工10.1 はじめに…(小川 誠)……29110.2 切削加工概説…(嵯峨常生)……292 10.2.1 被削性……292 10.2.2 切削抵抗……292 10.2.3 工具寿命……293 10.2.4 表面粗さ……295 10.2.5 切りくず処理……295 10.2.5.1 切りくず形態……295 10.3 マグネシウム合金切削の特徴…(小川 誠)……296 10.3.1 切りくず生成と切削機構……296 10.3.2 切りくずの燃焼とその防止……297 10.3.3 工具逃げ面付着物の発生とその抑制……299 10.3.4 切りくずの飛散と連続化……301 10.4 旋削加工…(嵯峨常生)……301 10.4.1 切削抵抗の傾向……301 10.4.2 外周旋削切削温度……303 10.4.3 切削油剤……305 10.5 穴あけ加工…(小川 誠)……306 10.5.1 ドリル加工と切りくず形状……306 10.5.2 純マグネシウム鋳物の深穴ドリル加工……307 10.5.3 ダイカスト薄板のドリル加工……309 10.6 チクソモールディング原料ペレットと切削……310 11. マグネシウム合金の腐食と表面処理11.1 マグネシウム合金の腐食…(中津川勲)……31111.1.1 はじめに……311 11.1.2 基本的特性……311 11.1.3 耐食性に及ぼす因子……312 11.1.3.1 合金の影響……312 11.1.3.2 不純物の影響……312 11.1.3.3 鋳造条件の影響……313 11.1.4 各種条件下におけるマグネシウムの腐食挙動……313 11.1.4.1 大気腐食……313 11.1.4.2 各種媒体中の腐食……313 11.1.4.3 全面腐食/糸状腐食……313 11.1.4.4 異種金属接触腐食……313 11.1.4.5 応力腐食/水素脆性……314 11.1.5 おわりに……314 11.2 接触腐食(梅原博行)……314 11.2.1 腐食電位列……314 11.2.2 接触腐食速度に影響する因子……314 11.2.3 マグネシウム合金と異種金属の接触腐食……315 11.2.3.1 AZ91Dダイカスト材の塩水噴霧環境での異種金属接触腐食……315 11.2.3.2 AZ91Dダイカスト材の大気中における異種金属接触腐食……316 11.2.4 マグネシウム合金とアルミニウム合金との接触腐食……317 11.2.5 異種金属接触腐食の防止……318 11.3 前処理…(秋本政弘)……318 11.3.1 機械的前処理……318 11.3.1.1 バフ研磨法……318 11.3.1.2 ベルト研磨法(研磨布紙仕上げ法)……319 11.3.1.3 ブラスト法(噴射法)……319 11.3.1.4 ブラシ法……319 11.3.1.5 スチールウール研磨法……319 11.3.1.6 バレル研磨法 319 11.3.1.7 機械的前処理の注意 319 11.3.2 化学的前処理 319 11.3.2.1 アルカリ脱脂法 320 11.3.2.2 乳剤脱脂法 320 11.3.3 酸洗い処理+表面調整 320 11.4 めっき…(島村一男)……321 11.4.1 マグネシウム合金上の無電解ニッケルめっき……321 11.4.1.1 はじめに……321 11.4.1.2 当時の情況……321 11.4.1.3 要求された品質……321 11.4.1.4 主たる製品例……322 11.4.1.5 工業規格……322 11.4.2 マグネシウム合金上のめっき各論……322 11.4.2.1 初期の頃のめっき法……322 11.4.2.2 ダウプロセスによるめっき法……323 11.4.2.3 亜鉛置換……325 11.4.2.4 ダイレクトニッケルめっき……326 11.4.2.5 表面調整について……326 11.4.2.6 青化銅めっき……327 11.4.2.7 無電解ニッケルめっきとは……328 11.4.2.8 おわりに……329 11.5 化成処理(秋本政弘)……330 11.5.1 クロム系化成処理……330 11.5.1.1 クロメート皮膜の性能……331 11.5.1.2 耐食性……331 11.5.1.3 表面抵抗……331 11.5.1.4 放射率……332 11.5.1.5 塗装下地の検査方法……333 11.5.2 ノンクロメート処理……334 11.6 陽極酸化の機構…(小野幸子)……335 11.6.1 はじめに……335 11.6.2 純マグネシウム上に成長する陽極酸化皮膜……335 11.6.2.1 皮膜の多孔質セル構造……335 11.6.2.2 皮膜組成と結晶性……337 11.6.2.3 陽極酸化皮膜の成長機構……337 11.6.2.4 封孔処理による皮膜構造変化……337 11.6.3 ダイカスト上に成長する陽極酸化皮膜……338 11.6.3.1 SEMによる皮膜の多孔質構造……338 11.6.3.2 TEMによる皮膜の断面構造と組成……339 11.6.4 陽極酸化挙動の特徴……340 11.6.4.1 アルカリ性電解液中での陽極酸化挙動……340 11.6.4.2 酸性から中性での陽極酸化挙動と電解研磨……341 11.7 陽極酸化処理…(高谷松文)……341 11.7.1 皮膜生成……341 11.7.2 陽極酸化処理……342 11.7.2.1 外部電源による陽極酸化処理……342 11.7.2.2 電気化学的な陽極酸化処理……344 11.7.3 陽極酸化皮膜の耐食性、電気的特性……344 11.8 塗 装…(壷田貴弘)……346 11.8.1 はじめに……346 11.8.2 マグネシウム合金成形品の塗装が脚光を浴びる理由……346 11.8.2.1 リサイクルが可能……346 11.8.2.2 軽量・高強度・高延性……346 11.8.2.3 ノイズシールドが不要……347 11.8.2.4 高放熱性……347 11.8.2.5 原料費が安価……347 11.8.3 マグネシウム合金塗装が採用されている製品例……347 11.8.4 マグネシウム合金の塗装処理……347 11.8.4.1 成形加工……347 11.8.4.2 機械的前処理……348 11.8.4.3 化成処理……348 11.8.4.4 プライマー(下塗り)・素地調整(拾いパテ)・研磨(サンディング)……349 11.8.4.5 塗装工程(下塗り、中塗リ、トップコート)……349 11.8.4.6 マグネシウム合金用塗料……349 11.8.4.7 塗装機器・塗装設備……349 11.8.4.8 マグネシウム合金塗装に関する注意事項……350 11.8.4.9 塗装費用(例)……350 11.8.5 おわりに……351 12. マグネシウム合金の溶接と接合12.1 序論…(時末 光)……35312.2 マグネシウムの溶融溶接…(松本二郎)……355 12.2.1 溶接性……355 12.2.2 溶接方法の選択……355 12.2.3 ティグ溶接……356 12.2.4 ミグ溶接……357 12.2.5 電子ビーム溶接……358 12.2.6 レーザ溶接……358 12.2.7 マグネシウム溶接部の強度……358 12.2.8 安全性について……359 12.3 抵抗溶接…(加藤数良)……360 12.4 圧 接……360 12.5 接 着…(時末 光)……361 12.6 ろう接……362 12.6.1 ろう付……363 12.6.2 はんだ付……363 12.7 機械的接合……363 12.7.1 リベット結合……364 12.7.2 ねじ結合……364 12.7.3 機械的接合における注意事項……364 12.8 ウエルドボンディング……364 12.9 熱処理……365 12.9.1 溶接後熱処理……365 12.9.2 鋳造品の熱処理……365 13. マグネシウムのリサイクル13.1 リサイクル材の分類…(伊藤 普j……36713.2 リサイクリング技術……367 13.2.1 フラックスを使用する再生法……369 13.2.1.1 るつぼ炉法……369 13.2.1.2 隔壁フラックス槽法……370 13.2.2 フラックスレス法……370 13.2.2.1 2ポット法……370 13.2.2.2 隔壁ガスバブリング法……371 13.2.2.3 ガス吹き込みフィルター法……371 13.2.2.4 減圧ろ過法……371 13.3 リサイクル品の品質……372 14. マグネシウム合金の取扱い上の注意14.1 安全衛生…(河本文夫)……37514.2 溶解作業……375 14.2.1 溶解工場……375 14.2.2 溶解設備……376 14.2.3 るつぼの管理……376 14.2.4 溶解作業……376 14.3 鋳造作業……377 14.3.1 砂型鋳造……377 14.3.2 ダイカスト鋳造……378 14.4 切削、穴あけなど加工作業…(永井修次)……378 14.4.1 作業環境の整備……378 14.4.2 機械加工を行う留意点……378 14.4.3 一般的な機械加工時に配慮すべき事項……379 14.4.4 微粉に対する配慮事項……379 14.4.5 微粉の保管……379 14.4.6 切粉の保管……380 14.5 溶解滓(スラッジ、ドロス)の処理(河本文夫)……380 14.5.1 溶解滓……380 14.5.2 溶解滓の処理……380 14.5.3 溶解滓の保管および廃棄……380 14.6 切削屑、微粉の処理……381 14.6.1 切削屑について……381 14.6.2 微粉について……381 14.6.3 切削屑と微粉の燃焼……381 14.6.4 焼却処理について……381 14.6.5 化学処理について……382 14.7 消化方法……382 14.7.1 切削屑等の消火……382 14.7.2 溶解炉内の火災……383 14.7.3 切削加工中の火災……384 15. マグネシウム合金製品の設計指針15.1 マグネシウム材料の自動車への適用…(真鍋 明)……38515.1.1 はじめに……385 15.1.2 自動車の低燃費化……385 15.1.2.1 温暖化防止と低燃費……385 15.1.2.2 自動車の低燃費化手段……386 15.1.3 マグネ化による軽量化……387 15.1.3.1 マグネシウム部品実用化例……388 15.1.3.2 今後のマグネシウム部品拡大に向けて……391 15.1.4 リサイクラブル材料としてのマグネシウム……391 15.1.5 技術的課題と新技術開発……393 15.1.5.1 個々の技術課題と新技術……393 15.1.5.2 総合技術力……394 15.1.6 さいごに……394 15.2 マグネシウム材料のポータブルMDへの適用…(柿崎昌彦)……395 15.2.1 まえがき……395 15.2.2 MD(ミニディスク)の概要…………395 15.2.2.1 ミニディスクとは……395 15.2.2.2 2種類のディスク……395 15.2.2.3 ATRACで小型化を実現……395 15.2.2.4 瞬時に選曲……395 15.2.2.5 音飛びガードメモリー……396 15.2.3 ポータブルMDの現状(日本)……396 15.2.4 MZ-E50設計の主なポイント……396 15.2.5 導入したマグネシウム各部品……396 15.2.5.1 超小型軽量光ピックアップ……397 15.2.5.2 超小型軽量ドライブ……398 15.2.5.3 外筐……398 15.2.6 表面処理(防錆)……399 15.2.6.1 無色透明な化成皮膜処理……399 15.2.6.2 耐摩耗性にすぐれた陽極酸化皮膜処理……400 15.2.7 製造工程……400 15.2.8 今後の課題……400 15.2.8.1 価格……400 15.2.8.2 部品供給……401 15.2.8.3 質感(新規表面処理技術)……401 15.2.9 おわりに……401 15.3 マグネシウム材料のパソコンへの適用…(樋口和夫)……401 15.3.1 はじめに……401 15.3.2 可搬PCのハウジングに要求される特性……402 15.3.2.1 内部機構の保護、構造体としての強度……402 15.3.2.2 軽量かつコンパクト……402 15.3.2.3 放熱、熱分散……402 15.3.2.4 電磁シールド……402 15.3.2.5 リサイクル……403 15.3.2.6 美観および感触……403 15.3.3 マグネシウムの利用<検討すべき項目とその解決例>……403 15.3.3.1 材料の選択……403 15.3.3.2 最適肉厚……403 15.3.3.3 成形……404 15.3.3.4 二次加工工数の低減……404 15.3.3.5 防錆処理……405 15.3.3.6 マグネシウムと接触して使用される部品の材料及び表面処理……406 15.3.3.7 サーフェーサ(欠陥穏蔽塗料)……406 15.3.3.8 外観塗装……407 15.3.4 マグネシウムの特性<他材料との比較データ>……407 15.3.4.1 マグネシウムハウジングの放熱効果……407 15.3.4.2 マグネシウムの電磁シールド効果……408 15.3.4.3 マグネシウムのリサイクル……409 15.3.5 おわりに……410 16. マグネシウム合金の製品例16.1 自動車…(小原 久)……41116.2 航空機……416 16.3 電動工具……418 16.4 電子機器(ノートパソコン、パソコン部品、携帯電話)……419 16.5 電気機器(テレビ、MD、CD、プロジェクター、ヘッドホン、換気扇)……421 16.6 スポーツ・レジャー用品……423 16.7 展伸材製品……425 16.8 その他の製品……428 17. マグネシウムおよびマグネシウム合金の用途17.1 アルミニウム合金用…(河本文夫)……42917.2 金属還元用(チタン、ジルコニウム製錬)……430 17.3 ダクタイル鋳鉄用(ノジュラー鋳鉄)……431 17.4 鉄鋼脱硫用……431 17.5 防食用マグネシウム陽極……432 17.5.1 流電陽極法……432 17.5.2 外部電源法……433 17.5.3 選択排流法……433 17.5.4 電気防食法の特徴……433 17.5.5 電気防食法の適用範囲……433 17.5.6 流電陽極としての必要条件……433 17.5.7 マグネシウム陽極の特徴……433 17.6 粉末用……433 17.7 電池……434 17.8 原子炉用……434 18. 試験および検査18.1 機械的試験…(鎌土重晴)……43518.1.1 引張試験……435 18.1.2 圧縮試験……437 18.1.3 曲げ試験……437 18.1.4 硬さ試験……437 18.1.4.1 ブリネル硬さ試験……437 18.1.4.2 ロックウエル硬さ試験……437 18.1.4.3 ビッカース硬さ試験……438 18.1.5 絞り試験……438 18.1.6 衝撃試験……438 18.1.7 疲労試験……439 18.1.8 クリープ試験……439 18.2 組織観察……439 18.2.1 試料……439 18.2.2 研摩……440 18.2.3 化学研摩……440 18.2.4 電解研摩……440 18.2.5 エッチング……440 18.2.6 光学顕微鏡……440 18.2.7 透過型電子顕微鏡……440 18.2.7.1 レプリカ法……440 18.2.7.2 直接観察用薄膜の作製……441 18.2.8 電子線回折……441 18.2.9 走査型電子顕微鏡とX線マイクロアナライザ……441 18.3 非破壊試験……441 18.3.1 放射線試験……441 18.3.1.1 X線透過試験……441 18.3.1.2 γ線透過写真試験……443 18.3.1.3 厚さ測定に利用……443 18.3.2 浸透探傷試験……443 18.3.2.1 蛍光浸透検査法……443 18.3.2.2 染色浸透検査法……443 18.3.3 超音波試験……443 18.3.3.1 反射法……443 18.3.3.2 透過性……444 18.3.3.3 共振法……444 18.4 腐食試験……444 19. マグネシウム関係の規格19.1 マグネシウム材料規格対照表…(小原 久)……44719.2 マグネシウム材料規格……450
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