＜検査・分析・測定機器＞

デュアルタイプ膜厚計 「SWT-9000」 シリーズ

　同社では、デュアルタイプ膜厚計 「SWT-9000」 シリーズを発売中。これは専用プローブ 「FN-325」 により、測定素地金属を自動認識測定するもの。
　プローブには互換性があり、測定対象物に合わせて、鉄素地用 （電磁式）、非鉄金属素地用 （渦電流式） または鉄・非鉄素地両用 （デュアル） のプローブを接続できる。微小片等の測定に適した高安定性プローブなどもあり、用途や測定範囲により接続プローブを選択可能。また、予備のプローブを持つことも可能になっている。
　主な特長は、�@統計機能内蔵 （9200、9300）、�Aわかりやすいガイド表示画面、�B上限値／下限値リミット機能 （9200、9300）、�Cスリムなボディ設計で手持ち作業の疲労低減、�D特定小電力無線出力 （9300）、�E検量線登録機能 （9200、9300）、�F大容量の測定値メモリ機能 （9200、9300）。

アルミ用水素濃度測定装置 「NOTORP KYHS-BU2」

　アルミニウム溶湯およびアルミニウム合金溶湯中の水素濃度をインラインで連続的に測定することを目的として製作された装置。
　NOTORP の使用により溶湯中の水素濃度をリアルタイムで測定できる。さらに、水素濃度の微小変化にも素早く対応するため、脱ガス処理などの工程管理にも使用できる。さらに、測定した溶湯中の水素濃度をリアルタイムでデジタル表記するため溶湯管理の数値化を行うことができる。
　主な特徴は次のとおり。
�@液晶画面での数値表示やグラフ表示が可能。
�A表記は日本語で、タッチパネルによる操作が可能。
�B測定データを SD カードに記録できる。
�C100 AV 以外にバッテリー稼働が可能。

耐薬品性試験装置

　JIS H 8681-1 耐アルカリ試験に準拠した試験機。
　試験液により皮膜が溶解すると露出した素地と金属セルの間で起電力が発生するが、その起電力が 1 mV に到達するまでの時間で耐薬品性 （耐アルカリ性・耐酸性） を評価する仕組みになっている。
　主な特徴は以下のとおり。
・セルに試験液を入れるだけの簡単操作で、誤差の少ない試験結果が得られる。
・試験範囲は直径わずか 3.6 mm の円なので、小さな試験片にも使用可能。
・従来の耐食性試験はもとより、試験液にりん酸を使用した耐酸性 （封孔度） の評価にも使用可能。

マイクロフォーカスＸ線透視装置 「SMX-311M-P」

　使いやすさと高機能を両立し、製造部門での抜取・全数検査のみならず、開発時の検証にも役立つＸ線透視による非破壊検査装置。
　検査物に適したＸ線発生装置および検出器を選択できるので、アルミダイカストなどの軽金属材料をはじめ樹脂材料・異種複合材・高密度材料までさまざまな用途に対応できる。直感的な操作系と視認しやすいクリアな画質により作業性を向上。コンパクトながら大きな検査物をさまざまな方向から透視検査できる。
　また、保守が容易であり、長期間安定して使用できる。
　さらに、ティーチング機能とオプションの自動検出機能を組み合わせて使用することにより、検査効率の向上と検査水準の定量化をサポートする。ユーザーの検査手法に合わせたアレンジ対応も可能。

カラーライン型欠点検出装置 「LS-70JC」

　同社製の Camera Link 出力・高解像度のカラーラインスキャンカメラ 「TLC-7300UCL」 に接続して、製造工程中のフィルム・鋼鈑・紙など各種シート状物体のキズ・色汚れ・異物・ピンホールなどを精度よく検出する。新たにカラーを識別できるようになった。
　主な特徴は、データレートは、120 MHz に対応▽ライン加算、7×7 画像処理フィルター搭載▽出力最大 16 分割、カラー液晶モニター搭載▽地合変動及び光量変化に対応▽欠点同時判定機能４回路を装備▽自動エッジ追従機能にてエッジ不感帯を自由に変更する事が可能。
　主な用途は、ガラスの製造工程に生じる異物、泡、キズの検出▽フィルムのフィッシュアイ、異物、ピンホールの検出▽紙シートのピンホール、黒点、色汚れ、異物の検出▽鉄及び非鉄金属のピンホール検出。

てこ式ダイヤルゲージ 「テストインジケータ」

　視認性はオオイ板の平面形状、反射抑止コーティングを採用することで表面の傷を防止し、さらに蛍光灯や LED 照明環境でも光の反射を抑えて目盛が読みやすい。また、目盛板にユニバーサルフォントを使用した。
　長期間使用しても測定子の保持部のねじが緩みにくいよう、独自の構造を採用した。
　従来機種はφ6 ねじ込みシステムが標準付属であったが、アリ溝付きステムに変更。本体にはアリ部が３ヶ所あり、使用環境に応じた位置への取り付けが可能となった。さらに、測定子の長さを目盛板に表示した。
　目盛板の取付け方向が違う４種類 （縦形、垂直形、傾斜形、横形）、26 機種をラインナップ。